下眼瞼内反症(逆まつげ)の手術

下眼瞼内反症(逆まつげ)の手術について

まつ毛が目に当たって痛い!
そんな方はいませんか?

俗に言う『逆まつげ』ですが、厳密に言うと生え際が手前にあることでまつ毛が目に当たる『睫毛内反症』と、下のまぶた自体が内側にひっくり返っている『下眼瞼内反症』とがあります。
睫毛内反症は小児に多く埋没法などの簡単な手術の適応もありますが、下眼瞼内反症は加齢に伴ったまぶたの緩みから来るため、皮膚切開を伴う手術が必要です。


手術法も様々ありますが、当院では下眼瞼牽引筋筋膜(LER:lower eyelid retractors)を切り離して瞼板という固い組織に付け直す方法(LER advancement)を採用しています。
この手術はHotz変法などに代表される一般的な手術法よりも手間がかかりますが、再発率が少なく術後の成績が良好な手術法です。

下眼瞼内反症(逆まつげ)の手術について

逆まつげセルフチェック

逆まつげのせいで以下のような症状がある方はぜひ手術をお勧めします。

セルフチェックをしてみて、1つでも当てはまる方はぜひ当院でご相談ください。

  • 目が痛い

  • 涙が出る(流涙)

  • 目やにが出る(眼脂)

  • 目が赤い(結膜充血)

  • いつもまつ毛を抜いてもらっている

下眼瞼内反症(逆まつげ)の手術

当院では下眼瞼内反症の手術を積極的に行っています。
・日帰り手術 ・局所麻酔で30分程度
ご興味のある方はぜひ月、金午前の皮膚科外来を受診されてください。

ご覧のように、手術をすることでまつ毛の根本がはっきりと前に出ており、毛先も下を向いています。
これによりまつ毛の目への接触がなくなり、症状が改善するのです。
切開部の瘢痕(キズ)は術後数ヶ月は目立ちますが、術後半年が経過する頃にはほとんど違和感がなくなります。
当院では下眼瞼内反症の手術を積極的に行っています。

  • 術前
    術前
    70代女性
    下眼瞼内反による疼痛、流涙、眼脂あり
  • 術後
    術後半年
    手術法:LER advancement
    内反の矯正は十分
    疼痛、流涙、眼脂は改善
    切開部の瘢痕(キズ)は目立たない


  • 術前
    術前
    60代女性
    下眼瞼内反による疼痛、眼脂あり
  • 術後
    術後半年
    手術法:LER advancement
    内反の矯正は十分
    疼痛、眼脂は改善
    切開部の瘢痕(キズ)は目立たない


  • 術前
    術前
    80代男性
    下眼瞼内反による疼痛、流涙、眼脂あり
  • 術後
    術後半年
    手術法:LER advancement
    内反の矯正は十分
    疼痛、流涙、眼脂は改善
    切開部の瘢痕(キズ)は目立たない


手術受け付け状況

下眼瞼内反症(逆まつげ)の手術の流れ・留意事項

初診

手術を希望される方は一度、皮膚科診察(令和7年3月までは土曜日、同年4月からは月曜日と金曜日の午前中)を受診してください。
医師が手術適応ありと判断した場合は直近の日程での予約を行います。同日術前検査(血液検査)を行います。(手術は主に月曜日と金曜日の午後に行います)

手術

予約時間の15分前に来院してください。術前に診察室で医師が手術についての詳細な説明と同意書の作成を行います。
説明内容に納得をいただければ同意書にサインをしていただき、手術室にご案内します。
手術時間は1時間から1時間半程度です。

手術後

術後は生活の注意点などについて説明を受けて頂き終了です。

手術1週間後

1週間後に来院していただき抜糸、術後経過説明などを行います。

下眼瞼内反症(逆まつげ)の手術についてのよくある質問

自分の症状が下眼瞼内反症(逆まつげ)なのかどうか分かりません。

医師が診断をいたしますので、目が痛い、赤いとお感じになられたらお気軽にご来院ください。

手術は痛くありませんか?

術前の麻酔の注射に関しては痛みがありますが、術中の痛みはほぼございません。
術中はリラックできるような音楽やお好きな曲をかけて極力リラックスできる環境に努めています。

手術後のまぶたの腫れはどれくらいでひきますか?

手術翌日〜1週間、個人差はありますが多少ございます。
抜糸の際には腫れは引いていることが多いですが、傷の赤みはしばらく残ります。

術後、車の運転はできますか?

はい。基本的には手術当日から運転可能ですが、ご不安な方は公共交通機関や送迎などをご利用ください。

コンタクトレンズはいつからできますか?

手術当日から抜糸までのおおよそ一週間はコンタクトレンズをつけることが出来ませんのでメガネのご準備をお願いします。

担当医師からのご挨拶

松永 洋明

月曜日・金曜日の終日、皮膚科・形成外科を担当しています松永です。

私は主に大学病院で形成外科医として働いて来ました。
頭頸部癌切除後の再建外科をメインとし、眼瞼下垂や睫毛内反、二重(埋没法)などの眼瞼疾患も数多く手術をしてきました(直近3年間で200件程度)。
特に眼瞼に関する手術では、他院手術後の修正も多く取り扱ってきた実績があります。

10年ほどの大学病院勤務を経験し、今後は培った技術を地域の患者様に還元できればと考えております。
お気軽に受診されてください。

松永 洋明 日本形成外科学会認定 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本医師会認定産業医