お知らせ

当院の特徴(性感染症について)

当院は泌尿器科と皮膚科の2つの科を専門に診察を行っています。

性感染症の診療では、泌尿器症状と皮膚症状が併存している患者さんを多く認めますが、このような患者さんをしっかりと治療できることが当院の強みであると考えています。

ホームページ内の別記事でも記載しておりますが、最近、梅毒や淋菌性尿道炎・クラミジア性尿道炎などの性感染症が増加しています。

また、外陰部のカンジダやヘルペスウイルスの感染も頻度の高い性感染症です。これらの疾患で尿道炎以外は、泌尿器科と皮膚科のどちらを受診したら良いか迷う患者さんもおられます。

当院では、その両科ともに関して専門的に診療を行っているため、外陰部の様々な症状に対応することができます。

例えば、亀頭や包皮、女性の外陰部のカンジダ感染は顕微鏡による菌糸の確認を行い、単純ヘルペスウイルス感染は抗原検査キットを使用し、より正確な診断を目指しております。

*当院の梅毒患者数。2023年は8月末まで


特に梅毒患者さんに関しては、当院でも受診患者さんが上のグラフの通り年々急増しています。

今年は8月終了時点で昨年1年間に受診された梅毒患者数を大きく上回っています。
患者さんの中には、最終の性的接触から1年以上経過して発症した(本人が気づかなかった可能性もありますが)非典型的な経過のない患者さんや、性交渉の経験がない(本人の申告が真実な場合)高校生の梅毒感染患者も診断し治療につなげています。また、他院にて湿疹と診断され治療されていたバラ疹(第2期梅毒の皮膚所見)の患者さんも、正確に診断を行い治癒につなげております。

当院では、多くの経験を踏まえて有用な検査を行うことで、より正確な診断を行い、できるだけ速やかな治療につなげることを目標に、日々診療を行っています。

早期の診断や治療が短期間での治癒につながることもありますので、気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

ピックアップ|お知らせ 投稿日:2023年09月20日