梅毒の患者さんが急増しています!

全国的にもニュースになっていますが、梅毒の患者さんが急増しています。

梅毒とは梅毒トレポネーマという病原体が性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによって感染する病気です。

感染したあと、経過した期間によって、症状や出現する場所が異なります。
症状がないこともありますが、治療しないと病気が進行します。

下記のような症状がある方は早めの受診をお勧めします!

梅毒の症状

・陰部や口唇部などの(痛みのない)しこり

・手のひら、足の裏、体全体の薄赤い発疹

第1期梅毒(感染から約3週間)

感染が生じた部位(主に陰部、口唇部、口腔内等)にしこりができることがあります。
また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。
痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は2〜3週間で自然に軽快します。

第2期梅毒(感染から数ヶ月)

治療をしないで数ヶ月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にやや薄めの赤い発疹が出ることがあり、小さなバラの花に似ていることから「バラ疹」と呼ばれます。これらの症状も第1期梅毒と同様に痛みやかゆみを伴わないことが多く、治療をしなくても数週間〜数ヶ月で自然に症状が軽快します。

第3期梅毒(感染から数年〜数十年)

感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫と呼ばれます)が発生することがあります。
また、心血管、脳などの臓器に病変が生じ、場合によっては死に至ることもあります。

梅毒の感染経路

・性交渉などによる皮膚や粘膜の接触

感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触によって感染を起こします。
具体的には、性器と性器、性器と肛門、性器と口の接触等が原因となります。

梅毒の検査

・血液検査(抗体検査)

梅毒に感染したかどうかは医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。
ただし、感染初期は検査が陽性とならないことがありますので、感染の心当たりがある日から十分な期間(約3週間)をおいて、検査結果を確認する必要があります。

梅毒の治療

・ペニシリン系抗菌薬の内服

一般的に第1期および第2期梅毒はペニシリン系抗菌薬の内服で治療を行い、治癒は十分可能です。
内服期間はおよそ2〜8週間です。
第3期梅毒になると点滴による抗菌薬投与が一般的です。

お知らせ 投稿日:2022年07月22日